1.  > 
  2. におい辞典

におい辞典

あ行
悪臭
  • ヒトに知覚できる臭気のうち不快なものを指す。
  • 公害対策基本法で規定された典型七公害のひとつであるが、「不快」の定義及び数値化が困難で騒音以上に個人差が大きい感覚公害である。このこともあり、法令による規制対象としての悪臭は、日常生活でいうのとは幾分異なるものとなっている。
  • 悪臭を定性的・定量的にあらわすことは非常に困難であり、評価から人間の主観を排することができない。この問題の解決手段として期待されている臭気センサーの開発は、五感を代替するセンサーのなかでは最も遅れている。
  • 悪臭には大きく分けて三つのタイプがある。
      1.脂肪酸系(体臭、汗など)  2.窒素化合物系(腐敗した尿、生臭さなど)  3.硫黄化合物系 (糞便など)
悪臭防止法
  • 工場やその他の事業場における事業活動に伴って発生する悪臭を規制することにより、悪臭防止対策を推進し、生活環境を保全、国民の健康の保護に資することを目的とする。
  • 昭和46年7月1日に施行。最近改正:平成18年6月2日
  • 評価方法は、「特定悪臭物質」の濃度による規制と、「臭気指数」を用いる規制の2種類ある。都道府県知事(政令市長)は、評価方法をどちらか指定し、規制基準を(1)敷地境界線、(2)気体排出口、(2)排出水について政令の範囲内で定めることになっている。
アセトアルデヒド
  • CH3CHO。分子量44.05、沸点21℃、融点-123.5℃、比重0.784。
  • 刺激的な青臭いにおいをもつ、検知閾値は0.0015ppmとされている。
  • 特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は0.05~0.5ppmである。
  • 主な発生源として化学工場、たばこ製造工場をもつ工場などがある。
圧力損失
  • ダクト等で抵抗が生じ、空気が流れにくくなることを「圧力損失」という。
  • 的確な換気計画を立てるためには、ダクト等の換気経路ごとに圧力損失を計算し、できるだけ圧力損失が低くなるように設計しなければならない。また、その圧力損失から適切な換気設備を選択し、必要な換気量が得られるように設計する必要もある。
アンモニア
  • NH3,分子量17.03、沸点-33.4℃、融点-77.7℃。
  • 刺激性のある気体で、検知閾値は0.15ppmとされている。
  • 特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は1~5ppmである。
  • 主な発生源としては畜産事業場、化製場、し尿処理場等がある。
閾値(いきち)
  • (嗅覚)閾値には検知閾値(絶対閾値ともいう)、認知閾値、弁舌閾値がある。
  • 検知閾値は、何のにおいか分からなくても何かにおいを感知できる最小濃度、認知閾値は、何のにおいか感知できる最小濃度、弁別閾値は、主ににおいの強度について感覚的に区別できる最小濃度である。
  • 6段階臭気強度表示では検知閾値は1に認知閾値は2に相当するとされている。
  • 三点比較式臭袋法では採取したにおいの検知閾値を求め、そこまでの希釈倍数を臭気濃度とし、また対数値を臭気指数としている。
イソ吉草酸
  • 強い酸臭、チーズ臭ないしは古靴下のにおいを有する無色の液体で、水に4%程、アルコールや油類によく溶ける。
  • 比重0.928~0.931(20℃)、沸点176.5℃、引火点70℃、認知閾値は0.000078ppm(気中)、液中検知閾値は10-6.0(w/w)、敷地境界線の規制基準の範囲は0.001~0.01ppmとなっている。
  • 食品香料の成分としてナッツ、コーヒー及びチーズ等のフレーバーに用いられる。
  • 人体の汗や体臭の一成分でもある。
  • 嗅覚測定用のT&Tオルファクトメーターの基準臭の一つ。
イソバレルアルデヒド
  • (CH3)2CHCH2CHO分子量86.14、沸点92.5℃、比重0.800、検知閾値は0.0002ppmとされている。
  • 特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は0.003~001ppmである。
イソブタノール
  • (CH3)2CHCH2OH分子量74.12、沸点108℃、融点-108℃、比重0.802。
  • 刺激的な発酵したにおいで、検知閾値は0.012ppmとされている。
  • 特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は0.9~20ppmである。
  • 香料製造原料、溶剤として用いられる。
イソブチルアルデヒド
  • (CH3)2CHCHO分子量72.11、沸点64.2℃、融点-65.9℃、比重0.790。
  • 検知閾値は0.0009ppmとされている。
  • 特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は0.025~0.2ppmである。
ウェーバー・フェヒナーの法則
  • 感覚の大きさが刺激強度の対数に比例する法則のことをいうが、正しくはフェヒナーの法則と呼ぶ。
  • ウェーバーの法則は相対弁別閾がほぼ一定になるという実験法則で、フェヒナーは、感覚の大きさは弁別閾をもとに構成できると仮定し、ウェーバーの法則を利用して上記の対数法則を導いた。
液体クロマトグラフ
  • 液体を移動相とし、固定相との相互作用の違いによる移動相の差を利用して混合物を分離し検出する方法。
  • 通常、液体クロマトグラフィと呼び、そのための分析装置を液体クロマトグラフという。
  • 通常、液体クロマトグラフとは固定相として微細粒子を用い、高圧ポンプで送液する高速液体クロマトグラフを意味することが多い。
  • カラムには順相系、逆相系、イオン交換系、ゲル濾過系などがあり、検出器としては紫外可視吸光度計、蛍光光度計、示差屈折計等が一般に用いられる。
エチルベンゼン
  • C6H5C2H5で表される炭化水素。
  • 分子量 106.16、融点 -95℃、沸点 136℃。
  • 常温では無色透明の液体で、水にはほとんどとけない。
  • 工業的に生産されたエチルベンゼンのほとんどは脱水素化されてスチレンとされ、ポリスチレンを始めとした種々の合成樹脂原料として利用される。
塩素
  • 原子番号17の元素。元素記号はCl。ハロゲン元素の一種。
  • 一般に「塩素」という場合は、塩素の単体である塩素分子(Cl2、二塩素、塩素ガス)を示すことも多い。
  • 塩素分子は常温常圧では特有の臭いを持つ黄緑色の気体で、毒性と腐食性を持つ。
  • 単体(塩素ガス)は、常温常圧では特有の臭いを有する黄緑色の気体。融点 -101℃、沸点 -34.1℃、比重 2.49。
  • 非常に反応性が高く、多くの金属や有機物と反応し塩化物を形成する。
  • 強い漂白・殺菌作用をもつため、パルプや衣類の漂白剤や、水道水やプールの殺菌剤として使用される。ただし、気体を扱うのは困難であり、また保存性の点から水酸化ナトリウム水溶液と反応させた次亜塩素酸ナトリウムの形で利用されることが多い。
オゾン
  • 3つの酸素原子からなる酸素の同素体である。分子式は O3で、折れ線型の構造を持つ。
  • 腐食性が高く、生臭く特徴的な刺激臭を持つ有毒物質である。大気中にもごく低い濃度で存在している。
  • 常温常圧では薄青色の気体である。
  • オゾンはフッ素に次ぐ強い酸化力を持つため、高濃度では猛毒である。吸い込むと内臓が酸化され糜爛(びらん)状になる。
オゾン酸化法
  • 強力な酸化剤であるオゾンにより臭気成分を酸化分解したり、オゾンによるマスキング効果などを利用した脱臭方法。
  • 特に硫黄化合物に効果があるが、高濃度臭気の場合は 他の方法で前処理する方が経済的な場合もある。
  • 一般的に気相中での臭気成分とオゾンの反応速度がきわめて緩慢であることや、オゾンの注入量調節方法の難点などもあるが、オゾンと活性炭、オゾンと次亜塩素ソーダ等の組み合わせにより種々工夫をした脱臭装置が開発されている。
  • 原料が空気または酸素であり、運転費が他の脱臭方式と比較して安価であるという特徴がある。
  • 室内向けにはオゾン脱臭器などもある
か行
快・不快度表示法
  • 種々のにおいに対する快・不快の程度を測定する方法の一つで、臭気公害の分野では9段階快・不快度表示法、5段階快・不快度表示法等が用いられている。
  • これらの方法はにおいの快・不快を直接表示するため、信憑性の点から補助的データとして用いられるにすぎない。
  • また、においの快・不快度は個人差が大きいため、少数のパネルで信頼できる結果を得るのが難しい。
  • そこで、においの質と強度から間接的に快・不快度値を推定する方法も提案されている。この方法は、においのプロフィール加算法と呼ばれ、少数のパネルによる個人差による影響をある程度消去することもできる。
界面活性剤
  • 分子中に親水基と疎水基の両性官能基をもつという構造的特長によって、物質の境の面である「界面」に作用して性質を変化させる物質。
  • 自然界では生体膜の構成など生命維持に重要な役割を担っている。工業的にも、洗浄や殺菌、帯電防止などの目的に広く利用されている。
  • 分子のイオン性によって、アニオン系(陰イオン系)、カチオン系(陽イオン系)、非イオン系及び両性系界面活性剤の4種類がある。
  • 界面活性剤による、汚れなどの疎水性成分の洗浄は、界面活性剤の持つ浸透作用、乳化作用、分散作用が総合的に働くことによる。
  • 界面活性剤はしばしば環境汚染を起こすことがあり、日本石鹸洗剤工業会ではPRTR法の対象物質となっている界面活性剤に使用されている主要洗浄成分について、ハザードデータの収集と評価、環境モニタリング並びにそれらの環境及び人の健康影響に関するリスク評価を行い、結果を公表している
ガスクロマトグラフ/質量分析計
  • 混合試料の分離に有利なガスクロマトグラフ(GC)と物質同定に威力を発揮する(MS)とを結合した分析装置である。
  • GCで分離された成分を順次イオン化し、生成した各イオンの質量を二次電子倍増管で検出するものである。
  • 装置はコンピュータシステムで制御・解析が行われ、マスクロマトグラフ(MC)、選択イオン検出法(SIM)、ライブラリー検索、ミリマス測定などにより、物質の定性及び極微量分析を可能にしている。
  • イオン化法としては、電子衝撃法、化学イオン化法などが用いられ、質量分析計には磁場型(単収束、二重収束)、四重極型などがある。
活性汚泥
  • 活性汚泥(かっせいおでい)とは、人為的・工学的に培養・育成された好気性微生物群を主成分とする「生きた」浮遊性有機汚泥の総称であり、排水・汚水の浄化手段として下水処理場、し尿処理場、浄化槽ほかで広く利用されている。
  • 活性汚泥のほかに浮遊物などを含んだ廃棄物は、汚泥として総称される。
  • 活性汚泥法により汚水浄化を行うと、除去した有機物の50%以上が微生物に変化し、余剰汚泥と呼ばれる汚泥を発生させる。日本における産業廃棄物の2~3割は余剰汚泥である。処分するためには脱水、焼却処分、運搬と多大なエネルギーが要される。
活性酸素
  • 酸化剤や酸化触媒の作用で生成する酸素ラジカルで、酸化分解反応に関与する。
  • オゾン等の酸化剤を利用した急激な分解反応だけでなく、特殊金属の化合物(酸化チタンなど)や金属を含むセラミックス等の表面における緩慢な分解反応も各種の用途に利用されている。
活性炭
  • 特定の物質を選択的に分離、除去、精製するなどの目的で吸着効率を高めるために化学的または物理的な処理(活性化、賦活)を施した多孔質の炭素を主な成分とする物質である。
  • 活性炭は、大部分の炭素の他、酸素、水素、カルシウムなどからなる多孔質の物質であり、その微細な穴(細孔)に多くの物質を吸着させる性質がある。
  • 表面が非極性の性質を持つため、水のような分子量の小さい極性分子は吸着しにくく、粒状の有機物を選択的に吸着しやすい。気相の処理にもよく用いるが、分子量の小さい気体は吸着しない。
  • その性質を利用して、脱臭、水質浄化、毒物中毒における毒の吸着等に用いられる。また、材料、製法、用途によって、繊維状、ハニカム状、円柱状、破砕状、粒状、粉末状など、多彩な形状に加工される。
  • 吸着性能は、試薬のメチレンブルーを吸着する能力で測定することが多い。
活性炭吸着法
  • 吸着には2つの状態がある。
  • 物理吸着:
    固体の多孔質の孔はその表面形状から微細粉体と同様に活性となることが多いと思われる。この微細孔壁に極性をもつ水分や炭化水素などの大きな分子を、ファンデルワールス力で保持することを物理吸着という。微細孔の大きさがナノのレベルになると大きな吸着力をもつが、一般にはイオン結合や共有結合に比べて弱い相互作用である。そのために、温度上昇したり、減圧したりすると一度吸着した物質を脱着する。活性炭、ゼオライト、シリカゲル、珪藻土などがある。
  • 化学吸着:
    表面の原子とイオン結合や共有結合のように強力な結合をすることを 化学吸着という。つまり、固体表面との化学反応と考えることができるが、脱着ができることが反応と異る点である。また、吸着物質が表面反応に直接関わるために性能劣化することがある。脱着には大きな反応熱を必要とする場合が多く、脱着は難しい。一般に物理吸着に比べ、化学吸着の方が安定した吸着となり、固体表面の1原子に1分子が対応する形式となるために吸着分子膜ができると吸着は完了する。化学吸着にはホルマリンキャプチャ,一部脱臭剤などがある。
カビ臭
  • 閉鎖性水域での富栄養化に伴う藻類の異常繁殖に起因して生成される2-メチルイソボルネオールやジオスミンに代表されるにおいで、上水道で問題になっている臭い水の原因臭気である。
  • これらの物質は、構造的にはノモテルペン。セスキテルペン類であり、ノモテルペン類の代表的な物質であるカンファー「樟脳臭」にも類似したにおいでもある。
  • 質的イメージとして「土臭」「泥臭い」と表現される場合もある。
還元
  • 酸化還元反応において他の化学種を還元させる元素または分子のことである。この際、還元剤は酸化される。したがって、還元剤は電子供与体である。
  • 例えば、以下の反応では還元剤はヘキサシアノ鉄(II)酸(ferrocyanide)であり、これが電子供与体となってヘキサシアノ鉄(III)酸(ferricyanide)に酸化され、塩素は塩化物イオンに還元している。
    [FeII(CN)6]4-+ 1/2 Cl2 → [FeIII(CN)6]3-+ Cl-
  • 有機化学においても先述の定義が当てはまるが、特に分子への水素の付加を還元と呼んでいる。
    例えばベンゼンは白金触媒によってシクロヘキサンに還元される。
          C6H6 + 3H2 → C6H12
  • 無機化学では、最も優れた還元剤は水素(H2)である。
換気回数
  • 換気回数とは、単位時間当たりに、部屋の空気が何回入れ替わったかを示す指数のこと。
  • 1時間あたりに部屋の容積(面積×天井高さ)に対してどれだけの空気が流入・流出したかにより計算する。
  • 空気の流入量は通常、換気設備(換気扇など)の換気風量より計算する。
  • 例えば部屋の面積が40?で天井高さが2.5mの部屋(容積100?)の部屋に300?/hの換気扇を設置すると、
       300m3/h÷100m3=3回/h というこで、3回換気となる。
  • 建築基準法では、住宅等の居室は0.5回換気以上、住宅等以外の居室は0.3回換気以上と定められている。
  • また部屋の用途により、トイレや喫煙室などの臭気の多い部屋は15~20回換気程度必要になる。
換気方式
  • 機械による換気方式には、大きく次の3つの方式がある。
  • 『機械』とは換気扇によって強制的に行う換気、『自然』とは自然給気口(ファンがなくフィルターのみ付いている)によって行う換気の事を指す。
    第1種換気方式=機械給気+機械排気⇒(室内気圧)正圧・負圧
    第2種換気方式=機械給気+自然排気⇒(室内気圧)正圧
    第3種換気方式=自然給気+機械排気⇒(室内気圧)負圧
環境省
  • 環境庁設置法に基づき昭和46年7月1日に設立された政府機関で、地球環境保全、公害の防止、自然環境の保護及び整備その他の環境の保全(良好な環境の創出を含む。)を図ることを任務とする(環境省設置法第3条)。
  • 平成13年1月6日付の省庁再編で環境省に。
  • 悪臭防止法を所管するのは、大気保全局企画課大気生活環境室。
キシレン
  • C3H4(CH3)2 o-キシレン、m-キシレン、p-キシレンの三つの異性体があり、トルエンとともに代表的な有機溶剤で、また各種合成原料としても用いられる。
  • 沸点はそれぞれ144.4℃、139.1℃および138.4℃。
  • また、検知閾値はそれぞれ、0.18ppm、0.12ppm。
  • 特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は三つの異性体の合計として1~5ppm。
キレート
  • 化学においてキレート (英: chelate) とは、複数の配位座を持つ配位子(多座配位子)による金属イオンへの結合(配位)をいう。このようにしてできている錯体をキレート錯体と呼ぶ。キレート錯体は配位子が複数の配位座を持っているために、配位している物質から分離しにくい。
  • これをキレート効果といい、キレート錯体でない錯体に対し10の10乗倍といったオーダーで[要出典]配位の平衡定数の値が向上する。原子の立体構造によって生じた隙間に金属を挟む姿から、ギリシャ語の「蟹の爪」に由来する。
吉草酸
  • 分子量102.14。
  • 不快な酸敗臭をもつ。ノルマル吉草酸CH(CH)COOH、イソ吉草酸(CHCHCHCOOH、エチルメチル酢酸C(CH)CHCOOH、トリメチル酢酸(CHCCOOHの四つの異性体がある。
  • このうちノルマル吉草酸とイソ吉草酸は特定悪臭物質に指定されている。
  • ノルマル吉草酸は、沸点187℃、融点-34.5℃、比重0.939。
  • イソ吉草酸は、沸点176.5℃、融点-37.6℃、比重0.938。
  • それぞれの検知閾値は0.00010ppmおよび0.000053ppm、また敷地境界規制基準の範囲は0.0009~0.004ppmおよび0.001~0.01ppmである。
  • 主な発生源として畜産事業場、化製場、でんぷん工場等がある。
  • イソ吉草酸はT&Tオルファクトメーターの基準液としても用いられている。
嗅覚閾値
  • 嗅覚閾値には検知閾値(絶対閾値ともいう)、認知閾値、弁別閾値がある。
  • 検知閾値は、何のにおいか分からなくても何かにおいを感知できる最小濃度、認知閾値は、何のにおいか感知できる最小濃度、弁別閾値は、主ににおいの強度について感覚的に区別できる最小濃度である。
  • 6段階臭気強度表示では検知閾値は1に、認知閾値は2に相当するとされている。
  • 三点比較式臭袋法では現場から採取したにおいの検知閾値を求め、そこまでの希釈倍数を臭気濃度とし、臭気の規制基準に用いている。
  • 耳鼻咽喉科では域値と表現する。
嗅覚測定法
  • 広義には嗅覚の閾値、強度、質、快・不快度を測定する方法をいう。
  • 検知閾の測定には3点比較法、極限法、恒常法、5点比較法等が、認知閾の測定には、あらかじめ準備したにおいの質の記述後の中から選んでもらう方法が、弁別閾の測定では基準刺激と比較させ強い方を選ばせる方法等を用いる。
  • 強度の測定では、0~5までの評定尺度、マグニチュード推定法等がある。
  • においの質を測定する方法には、においの記述後を並べて選ばせる方法、自由連想法等が、快・不快度の測定には、通常、7段階か9段階の評定法が用いられているが、においの質と強度を考慮した「においプロフィール加算法」も提案されている。
  • 狭義には、従来、嗅覚の官能試験法あるいは三点比較式臭袋法と呼ばれ、地方公共団体の条例や指導要領、環境庁の昭和56年度官能試験法調査報告書(環境庁大気保全局特殊公害課長通知)等で採用されていた方法を、平成7年度に悪臭防止法の改正による悪臭の測定方法の一つとしての採用に伴い嗅覚測定法と改称したのもをいう。
クロルピリホス
  • 有機リン化合物である。
  • コリンエステラーゼ阻害作用を持ち、殺虫効果を持つことから農薬やシロアリ駆除などに用いられる。
  • 2008年2月26日、中国製の冷凍食品から検出された。
グリスフィルター
  • レンジフードに取り付け、排煙中の油脂分を取り除くフィルターのこと。
  • スリット状の細かいすきまが、微小な油の粒子までキャッチする。
  • ファンや排気ダクト内に油分が付着するのを防ぐことで、火災や排気量の低下を防ぐことができる。
  • 定期的な清掃と交換が必要。
クーリングタワー
  • 冷却塔(れいきゃくとう Cooling Tower )とは、水などの熱媒体を大気と直接または間接的に接触させて冷却する熱交換器の一種で特に屋外に設置するものをさす。また、加熱に使用するものを加熱塔と呼ぶ。
ケトン
  • ケトン (ketone) は R-C(=O)-R' (R, R' はアルキル基など)の構造式で表される有機化合物群。
  • 身近な物質の中では、除光液として用いられるアセトン (R, R' が -CH3の場合) が代表例である。
  • R または R' が水素原子であるときは、アルデヒドという。環状不飽和炭化水素のパラ位がカルボニル基になっているものはキノンと呼ばれる。
嫌気性発酵
  • 遊離酸素のほとんどないところでも生育できる細菌などの微生物の働きによって、高分子の有機物が低分子の有機酸に分解(酸発酵)され、さらに引続いて、メタンガスと二酸化炭素・水素などに分解(メタン発酵)されることをいう。
  • メタン発酵に係わるのは、メタン生成細菌であり、湖沼・内湾などの底泥における堆積有機物の分解や下水汚泥の嫌気性消化が例として挙げられる。
  • 炭水化物や脂肪類等を含む汚泥は、溶存酸素がなくなると腐敗を始める。多種多様な嫌気性細菌群によって引き起こされるこの現象は、嫌気性消化といわれる。消化の過程は、一般に、低級脂肪酸が生成される酸生成(液化)工程と、メタンガスや炭酸ガスを発生するガス化工程に区分されている。
検知管(ガス検知管)
  • 気体の濃度測定を目的とし、一定内径のガラス管などに、対象気体に鋭敏な変色反応を示す検知剤を緊密に充てんし、両端を熔封。表面に濃度目盛を印刷したもの。
  • 検知管と気体採取器(検知管に、一定量の試料気体を通気させる機能をもった器具。)を用い、対象気体の濃度を測定する。
高速液体クロマトグラフ
  • 固定相と移動相の分配平衡を利用して、測定物質を分離する方法をクロマトグラフィと呼ぶ。
  • 移動相に液体(水・有機溶剤混合液等)を用いる。
  • 移動相を高圧の液層ポンプで送り、複数成分の分離を短時間で行えるものを、高速液体クロマトグラフという。
  • 充填剤(固定相)として、主に粒子径5μm程度の新水泳ポリマーゲルや化学結合型シリカゲルが用いられており、ステンレス製カラム(内径1~6mm、長さ5~30cm)に充填したものを単独または複数本接続して用いる。
  • 検出器として、紫外線分光光度計が広く用いらている。
焦げ臭
  • 煙草やコーヒー、焼きパンのにおいやゴム焼き臭に対してイメージされ、ピリジン、フェノール、グアヤコールなどがこの種のにおいの代表とされる。
  • 燃焼過程で発生するアルデヒド類なども焦げ臭物質とされる。
  • ZwaademakerやHenningなどによって基本的なにおいとして分類されている。
  • メチルシクロベンテノロンは、T&Tオルファクトメーター法の基準臭の一つで、カラメル様の香気をもち、人間が本能的に敏感な焦げ臭に属する。
コンポスト
  • 都市ごみを急速堆肥(たいひ)化装置などで肥料化したもので、堆肥などと同様の有機質肥料である。家庭から排出されるごみを肥料化するには、プラスチックや金属など肥料養分とならないものや危険物を分別除去し、ごみの中の病原菌や害虫を堆積発酵させ死滅させるとともに、悪臭を除去することが必要である。
  • 肥料成分の含有量は製品によってかなり変動するが、現物中で窒素1.6%、リン酸1.0%、カリウム0.9%前後である。また、銅、水銀、鉛、亜鉛などの重金属含量も概して多い。都市生活者の増加と生活様式の変化からごみの排出量は増加し、コンポストの使用量は年とともに増大しつつある。
さ行
サイクロンスクラバー
  • 空気を渦巻状に高速回転させ、粉塵を分離するサイクロン方式を採用し、高速回転する空気に、水または酸・アルカリ水をスプレーすることにより、ガス・粉末等を同時に分離・除去する。
  • 有害ガスや粉末等の排気処理が必要な産業に利用する。
細菌
  • 真正細菌(しんせいさいきん、Bacteria/バクテリア、単数形:Bacterium)あるいは単に細菌(さいきん)とは、分類学上のドメインの一つ、あるいはそこに含まれる生物のことである。
  • sn-グリセロール-3-リン酸の脂肪酸エステルより構成される細胞膜を持つ原核生物と定義される。
  • 古細菌ドメイン、真核生物ドメインとともに、全生物界を三分する。
  • 真核生物と比較した場合、構造は非常に単純である。しかしながら、はるかに多様な代謝系や栄養要求性を示し、生息環境も生物圏と考えられる全ての環境に広がっている。その生物量は膨大である。腸内細菌や発酵細菌、あるいは病原細菌として人との関わりも深い。
酢酸
  • 強い刺激的なにおいと酸味を有する透明な液体、食品添加物公定書で酢酸という場合は純度29%~30%のものをいい、純度99%以上のものは凝固点14.5℃以上あり、冬期には固化するので氷酢酸と呼ばれる。
  • 認知閾値は0.006ppm(気中)。
  • 食用や医薬そのまま用いられるほか、繊維工業、合成樹脂工業などの工業分野で広く用いられている。
  • 現在市販されていないが、T&Tオルファクトメーターの精密検査用の基準臭の一つ。
  • JIS、日本薬局方、食品添加物公定書に規格が定められている。
酢酸エチル
  • CH3COOCH2CH3
  • 分子量88.11、沸点76.8℃、融点-83.6℃、比重0.901。
  • 果実用のシンナー臭で、検知閾値は0.25ppmとされている。
  • 特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は3~20ppmである。
  • 香料原料、溶剤として用いられる。
作業環境測定
  • 労働安全衛生法では「事業者は、有害な業務を行う屋内作業場その他の作業場で、必要な作業環境測定を行い、その結果を記録しておかなければならない。」と記されており「労働者の健康を保持するため必要があると認められるときは、適切な措置を講じなければならない。」ともあります。
    管 理 区 分作業場の状態(評価内容)
    第1管理区分95%以上の場所で気中有害物質が管理濃度を超えない(適切であると判断される状態)
    第2管理区分気中有害物質の濃度平均が管理濃度を超えない(なお改善の余地があると判断される状態)
    第3管理区分気中有害物質の濃度平均が管理濃度を超える(適切でないと判断される状態)
三点比較式臭袋法
  • 嗅覚測定法における臭気濃度の測定法の一つである。
  • 測定される臭気は容積3Lのポリエステル製バッグ(におい袋)の中で一定の希釈倍率で希釈される。
  • パネルはその希釈された試料を嗅ぎ、においの有無を判定する。 この際3点比較法を採用している。
  • 排出口における測定では、パネルの回答が正解の時、さらに希釈倍数を上げ、下降法により実施する。
  • パネルの人数は6名以上で実施される。
  • この方法は平成7年4月悪臭防止法の改正により、同法の中に取り入れられた。また、東京都、埼玉県等40程度の地方自治体の悪臭規制ないしは指導要要綱に採用されている。
酸化
  • 対象とする物質が電子を失う化学反応のこと。具体的には、物質に酸素が化合する反応、あるいは、物質が水素を奪われる反応などである。
  • 例えば、鉄がさびて酸化鉄になる場合、鉄の電子は酸素(O2)に移動しており、鉄は酸化されていることが分かる。一方、酸素は鉄から電子を奪っているため、還元されている。このように、酸化還元反応は必ず対になって生起する。
酸化剤
  • 酸素原子を転移される化合物または、酸化還元反応に於いて電子を得る物質と定義されている。いずれの場合も酸化剤は還元される。
  • 端的にいうと、
    1.酸化剤は還元される。
    2.還元剤は酸化される。
    3.分子中のすべての原子にはそれぞれ酸化数を付与することができる。この数は酸化剤が作用したときに変動する。
    4.反応物の酸化状態の変化によって酸化還元反応が生じる。
紫外線
  • 紫外線(しがいせん)は波長が10 - 400 nm、すなわち可視光線より短く軟X線より長い不可視光線の電磁波である。
  • 光のスペクトルで紫よりも外側になるのでこの名がある。
  • 人間が、太陽の紫外線に長時間さらされると、皮膚、目、免疫系へ急性もしくは慢性の疾患を引き起こす可能性がある。
臭気強度
  • 人の嗅覚は、一定の濃度以下では臭いを感知しない(臭気強度0)、臭いを知覚する(臭気強度1。閾値、あるいは検知閾値と呼ばれる。パネルメンバーの50%が臭いを知覚するレベル。)、何の臭いかがわかる(臭気強度2。認知閾値とも呼ばれる。)、容易に感ずる(臭気強度3)、強く感じる(臭気強度4)、非常に強く感じる(臭気強度5)、という6段階に嗅ぎ分けることができるとされている。これを「6段階臭気強度表示法」と呼んでいる。
  • 臭いに対する感覚強度は、聴覚などの他の感覚と同様に、刺激の強さの対数に比例するとするWeber-Fechnerの法則に従うことが知られているが、悪臭の原因となる物質の濃度とこの臭気強度との関係について調香師による判定結果が得られており、それによるとほぼ同法則に従う関係が得られている。
  • 悪臭防止法による特定悪臭物質の規制については、臭気強度2.5、同3.5に相当する特定悪臭物質の濃度または臭気指数をもとに、都道府県知事が規制基準として定めることのできる範囲として定めている。この「臭気強度」の他に、代表的な臭い・悪臭の評価方法としては『臭気濃度』、『快不快度』がある
臭気指数

においの評価 臭気指数の目安

臭気濃度
  • 官能試験法による臭気の数量化の方法の一つである。
  • その臭気を無臭の清浄な空気で希釈した時、丁度におわなくなった時の希釈倍率を臭気濃度という。すなわち、臭気濃度1000の臭気とは、丁度1000倍に無臭空気で希釈した時に、初めてにおいが消えるような臭気のことである。
  • 臭気強度表示法、快・不快度表示法がにおいのくささの程度を判定するのに対し、この臭気濃度表示法はにおいの有無を判定するため、比較的個人の変動が少ないといわれている。
  • 臭気濃度の主な測定法としては、三点比較式臭袋法、セントメーター法、ASTM注射器法などがある。    また、臭気濃度を対数変換した臭気指数表示も広く使われている。
  • 悪臭防止法では、環境庁告示(平成7年9月、第63号)に基づく臭気指数の算定の方法で運用している。臭気指数=10×Iog(臭気濃度)。
臭気判定士
  • 改正悪臭防止法(平成8年4月施行)による臭気指数規制の導入に伴い、新たに創設された国家資格であり、悪臭防止法に基づく市町村の事務である臭気指数の測定について、市町村からの委託による測定業務を担当する。
  • 臭気指数の算定の方法(平成7年環境庁告示第63号)に基づき、自ら正常な嗅覚を有して測定の対象とする試料の採取や希釈・調整、パネルの管理、判定試験の実施、結果の算定等の一連の測定業務に従事する者として、環境庁長官が発行する臭気判定士免状交付を受けている者である。
  • 臭気対策関係では唯一の資格であるため、脱臭対策に従事する者もいる。
触媒式脱臭法(触媒燃焼法)
  • 排ガス中に含有される臭気の可燃性成分を触媒によって燃焼させる方式で、化学的には通常の燃焼と同じ酸化反応であり、可燃物質が炭化水素の場合は完全燃焼によって炭酸ガスと水になる。
  • 直接燃焼法と同じ原理ではあるが、触媒燃焼法は可燃物質の種類によって処理温度に差があるものの、一般的に200~400℃の低温でよいため大幅な省エネルギーを図ることができる。
  • また、火焔を伴わずに酸化反応が進む接触酸化であることから、火焔燃焼によって生成される窒素酸化物がないなどの特徴がある。しかしながら、排ガス中に有機シリコーン、有機リン化合物などの触媒独が含有される場合は、早期に触媒活性が低下するので事前の調査を行うことと、前処理剤を適用するなどの対策が必要となる。
次亜塩素酸ナトリウム
  • NaCIO
  • 分子量74.44、2.5水塩5水塩(融点24.5℃)がある。
  • いずれも潮解性のある黄緑色の結晶である。水に易溶で水溶液は塩素と似た臭気を有する。
  • 酸化力が強く、漂白剤、殺菌剤、脱臭剤として利用される。
  • 脱臭には薬液洗浄法の酸化剤による洗浄に広く使用されている。
  • 接触による皮膚・粘膜への刺激が主な毒性であるが、呼吸器に吸入されればきわめて強い刺激症状が起こる。
  • 腐食性も強く、容器や移送ポンプの接液部の材質は耐食性の特に優れた物を使用すべきである。
順応
  • 持続する同一刺激に対し、その器官の感受性(閾値)が次第に変化してその刺激に相応した値に落ち着くこと。
  • においの「慣れ」の現象である。嗅細胞の応答性の低下が一因といわれ、におい物質に活性化される陽イオンの透過性そのものが時間依存的に不活性化するためである。
  • この順応過程には嗅細胞外のCa2+が不可欠で、膜のチャンネルを通って細胞内に流入したCa2+が透過性を不活性化すると説明されている。その際、神経インパルスの頻度は次第に減少してゆく。この順応には、刺激したにおいにのみ順応し、他のにおいには感度を失っていない自己順応と、あるにおいに順応すると一部の他のにおいにも順応する交叉順応がある。
消臭のメカニズム
  • 消臭剤におけるメカニズムは大きく分けて4種類ある。
    1. 化学的消臭法       

      悪臭の元となる成分を消臭剤の成分と化学反応させ、無臭の成分にしてしまう方法。直接化学反応させる中和反応と酸化物を消臭成分に入れ、悪臭成分を無臭の酸化物に変える酸化反応がある。中和反応においては、以下のメリットとデメリットをあげることが出来る。

      • メリット :選択性の高い消臭(狙った悪臭原因物質に的を絞った消臭)が可能。消臭容量(吸着容量)が、比較的大きい。悪臭原因物質の再放出が非常に起きにくい。
      • デメリット:一つの消臭剤で、複数の悪臭原因物質(特に極性の異なるもの)の消臭を同時に行うことが、比較的困難。
    2. 物理的消臭法

      悪臭の元となる成分を抑え込んだり、包み込んだりしてしまう物質を用いる消臭法。悪臭成分を抑え込んだり、包み込んだりして、臭いを発生させないようにする方法である。そのタイプによって吸着、包摂といった種類がある。物理的消臭法については、以下のメリットとデメリットをあげることが出来る。

      • メリット  :一つの消臭剤で、複数の悪臭原因物質の消臭を同時に行うことが、比較的容易。
      • デメリット:選択性の高い消臭(狙った悪臭原因物質に的を絞った消臭)が比較的困難。消臭容量(吸着容量)が、比較的小さい。悪臭原因物質の再放出が起き易い。
    3. 生物的消臭法

      生ゴミなどバクテリアの繁殖による悪臭を消す方法。抗菌剤などを用いて繁殖を抑止する方法や微生物を用いて、バクテリアを分解してしまう方法などがある。

    4. 感覚的消臭法

      悪臭を芳香成分で包み込んでしまう方法。芳香成分を強くして、悪臭をごまかしてしまうマスキングという方法と、悪臭の元となる化学成分を良い香りの元となる構成成分に取り込んでしまうペアリングという方法がある。効果が高いのは後者である。有害な悪臭原因物質の消臭という観点から見た場合は、効果を得ることは出来ない。

水素炎イオン化検出器
  • ガスクロマトグラフの代表的な検出器であり、一般の有機化合物の定量分析に用いられる(通称FID)。
  • 検出器内部で、水素と空気を混合して燃焼させ、この炎の部分に電極を置き、電圧をかける。ガスクロマトグラフのカラムで分離された成分は、炎の中に入り燃焼するが、その時炭素原子を含む多くのイオンが生成して、電極間に電流が流れる。
  • この電流を測定することにより、有機化合物の量を知ることが出来る。臭気の分析にも広く使われている。
水素炎熱イオン化検出器
  • 水素炎熱イオン化検出器は、FTD、またはNPDと略称され、ガスクロマトグラフの検出器として使用されている。
  • この検出器は炭化水素化合物に比べて窒素やリン化合物に高感度を示すため、これらの元素を含む化合物を選択的に分析できる。
  • FTDは水素炎イオン化検出器(FID)の水素/空気の炎にアルカリ金属元素を置く方法である。
  • 被検物質がこの炎に導入されると熱分解によって窒素やリン物質のラジカルを生じる。ラジカルは、励起されたアルカリ金属元素から電子を奪ってイオン化する。
  • このイオンは、炎近辺のイオンコレクターに集められ増幅された電流値として記録され分析される。
  • 検出限界はppbのレベルである。
スチレン
  • C6H5CH=CH2
  • 分子量104.15、沸点145~146℃、融点-31℃、比重0.907。
  • 検知閾値は0.033ppmとされており、敷地境界規制基準の範囲は0.4~2ppmである。
  • FRP工場やポリスチレン工場などから発生する。
精油
  • ガスを洗浄液と気液接触させ、臭気成分を洗浄液中に吸収して脱臭する方法である。
  • 洗浄法は、単独で、または他の脱臭方法との組み合わせにより、広範囲に利用されている脱臭法である。
  • 水による脱臭は水溶性の臭気成分を水に溶解、物理的に吸収させる方法である。水洗浄によりガス冷却や集塵効果を期待できる場合もあり、脱臭の前処理として利用されることが多い。
  • 中和剤による脱臭は臭気成分がアルカリ性の場合は硫酸や塩酸の水溶液で中和し、いずれも塩類として洗浄液中に固定する方法である。
  • 酸化剤の場合は洗浄液中に含まれる酸素や塩素と臭気成分の酸化反応により、無臭物質または嗅覚閾値の大きい物質となり、洗浄液中に固定される。その他還元剤や化学反応型脱臭剤を用いる場合もある。
洗浄法
  • ガスを洗浄液と気液接触させ、臭気成分を洗浄液中に吸収して脱臭する方法である。
  • 洗浄法は、単独で、または他の脱臭方法との組み合わせにより、広範囲に利用されている脱臭法である。
  • 水による脱臭は水溶性の臭気成分を水に溶解、物理的に吸収させる方法である。水洗浄によりガス冷却や集塵効果を期待できる場合もあり、脱臭の前処理として利用されることが多い。
  • 中和剤による脱臭は臭気成分がアルカリ性の場合は硫酸や塩酸の水溶液で中和し、いずれも塩類として洗浄液中に固定する方法である。
  • 酸化剤の場合は洗浄液中に含まれる酸素や塩素と臭気成分の酸化反応により、無臭物質または嗅覚閾値の大きい物質となり、洗浄液中に固定される。その他還元剤や化学反応型脱臭剤を用いる場合もある。
相対湿度
  • 湿り空気の比重量と飽和空気の比重量との比。
  • または湿り空気中の水蒸気 の分圧と同じ温度における飽和湿り空気中の水分の分圧との比を%で表したもの。
  • 一般に湿度とは相対湿度をいう場合が多い。
た行
タール
  • 乾留液(かんりゅうえき)ともいう。
  • 有機物質の熱分解によって得られる粘りけのある黒から褐色の油状の液体である。大部分のタールは石炭からコークスを生産する際の副産物として産出されるが、石油、泥炭又は木材その他の植物から作り出すこともできる。
ダイアジノン
  • チバガイギー社が開発した殺虫剤で、日本では日本化薬が製造している。
  • 日本での農薬登録は1955年4月22日で、農薬としては稲のウンカやツマグロヨコバイ、野菜のアオムシやアブラムシ、果樹のシンクイムシやカイガラムシに有効。
ダイオキシン類
  • ダイオキシン類とは、一般にポリクロロジベンゾ-パラ-ジオキシン(PCDDs)、ポリクロロジベンゾフラン(PCDFs)の総称ですが、平成11年7月に公布されたダイオキシン類特別措置法においてダイオキシン類と同様の毒性を示すコプラナーPCBを含め「ダイオキシン類」と定義されました。
  • ダイオキシン類には塩素置換の位置によって200を超える異性体が存在しますが、そのうち極めて強い毒性を示す2,3,7,8位置換体の毒性当量(TEQ)を求め全体の毒性を評価します。
煙草臭
  • オフィス、住宅の居間では、不快なにおいの代表例として挙げられる。特にオフィスでは、体臭と共に、空気質に影響する要素である。
  • 煙草臭の主成分として、一酸化炭素、ニコチン、ジエチルニトロアミン、アクロレイン、アルデヒド類、窒素化合物、フェノール、ナフタレン、シアン化水素化合物、アンモニアなどが報告されており、においに影響する主な成分としては、低級脂肪酸類、低級アルデヒド類が報告されている。
  • 室内空気環境の煙草臭を評価する場合には、一酸化炭素と粉塵が指標としてよく用いられる。
  • 臭気対策としては、電気集塵方式ではガス状物質が通過するため効果がなく、活性炭フィルターやオゾンなどが利用されている。
脱臭
  • 臭気を相対的に感知できないようにすること。
  • それには、臭気を希釈、拡散したり、凝縮させたり、臭気を物理的または化学的に吸収、洗浄する方法、臭気を吸着する方法、臭気を酸化分解するために燃焼する方法や還元分解、微生物による臭気物質の酸化分解などの方法がある。
  • これらの方法を適用する前に、臭気を発生させないようにすることが第一であり、次に脱臭技術に合わせた臭気の補修方法も大切である。
炭酸ガス
  • 化学式:CO2
  • 炭素の酸化物で最も代表的なものの一つであり、大気中に約0.03%含まれる。
  • 常温では気体で、気体の状態の二酸化炭素は「炭酸ガス」とも呼ばれる。その固体はドライアイスと呼ばれ、昇華性がある。
  • 主に炭素を含む物質(化石燃料など)の燃焼や、生物の代謝活動によって生じる。多くの植物は、光合成によって水と二酸化炭素から酸素と澱粉を生成する。
蓄熱式脱臭法(蓄熱燃焼法)
  • 燃料を用いて臭気を800℃近い高温にさせ、臭気成分を燃焼させ酸化反応を起こす脱臭方式。
  • 可燃物質が炭化水素の場合は完全燃焼によって炭酸ガスと水になる。しかし、 直接燃焼法は熱回収効率が悪いため、装置内部に蓄熱体を設置し、熱回収効率を高めながら連続的に燃焼させる事が可能なので、大幅な省エネルギーを図ることができる。
中和
  • 酸と塩基が反応してそれぞれの性質を打ち消す反応を中和といいます。
  • 例えば、塩酸と水酸化ナトリウムを混ぜます。塩酸HClは水溶液中でHとClに電離しています。水酸化ナトリウムNaOHは水溶液中でNaとOHに電離しています。塩酸から生じたHと水酸化ナトリウムから生じたOHが結合して水H2Oができます。残ったClとNaが結合するとNaCl(塩化ナトリウム)ができます。
低級アルデヒド
  • 平成5年に指定されたプロピオンアルデヒド、n-ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、n-バレルアルデヒド、イソバレルアルデヒドおよび昭和51年に指定されたアセトアルデヒドをいう。
  • その他ホルムアルデヒドも含まれる。
低級脂肪酸
  • 特定悪臭22物質の中で平成元年に指定されたプロピオン酸、n-酪酸、n-吉草酸、イソ吉草酸、をいう。
  • その他、蟻酸、酢酸も含まれる。
テトラデカン
  • C14H30。融点 5.863 ℃、沸点 253.57 ℃、密度 0.7645 g/mL。
  • 炭化水素の一種で、炭素が14個連なった直鎖アルカン。
  • 無色の液体。水に不溶。石油中に含まれる。
  • 防疫用としてハエ、蚊、ゴキブリに対しても使用される。ペット用ノミ取り首輪にも、本剤を使用した製品がある。
テラレット
  • プラスチック充填物で、特に水処理関連では上下水道に代表される設備として、主として脱気塔、脱臭塔の実績が多くあります。
  • 特長
    1.死面(液に濡れない面)を形成せず有効面積が大きい。
    2.線構造のため空間率も大きく圧力損失が小さい。これにより塔径を小さくできる。
    3.充填層において接触点が多数存在し、かつ曲線構造のため液分布がよい。
    4.材質が合成樹脂のため軽量で、化学的・機械的性質も強い。
    5.軽量であるため充填・抜出し作業が容易。
    6.付着物の除去が容易。
テルペン
  • 元来は精油に含まれるC10H16の分子式を持つ炭化水素のことであったが、次第に包括内容が拡張され最近ではイソプレン(C5H8)の多量体およびその含酸素化合物をも意味する。
  • 植物体(まれに動物体にも)に広く存在し、精油の主成分をなす。
  • 2量体のモノテルペン、3量体のセスキテルペン、4量体をジテルペン、6量体をトリテルペンと称する。とくにモノテルペン、セスキテルペンの含酸素化合物は香気を有するものが多数あり、香料として広く使用されている。
  • その他、スクワレン、ビタミンA、カロチノイド等有用な化合物が数多く存在する。
電気集塵機
  • 電気集じん機は、ガス中に浮遊する微細な粒子や液体のミストなどを静電気力を利用して除去する装置。
  • 開発者の名前から、コットレル集じん機とも呼ばれる。
  • コロナ放電を利用して排ガス中の粒子に荷電を与え、この帯電粒子をクーロン力によって集じん極で補集し、分離するもので、通常、負極が放電極、正極が接地された集じん極となる。
  • 原理的に低い圧力損失で微細な粒子まで高効率で捕集が可能であり、火力発電所など大容量発生施設に広く用いられている。
  • この装置は高電圧を使用するため、初期建設コストが高いが、構造が簡単で、可動部分が少ないため保守・点検が容易である。排ガス中で乾燥したままの状態で捕集・集じんする「乾式」と、集じん室に水を噴射したり、集じん極の表面に注水する「湿式」とがある。
特定悪臭物質
  • 悪臭防止法にいう特定悪臭物質とは「不快なにおいの原因となり、生活環境を損なうおそれのある物質であって政令で定めるものをいう。」とされている。
  • 悪臭の原因となる物質は数多くあり、また複数の物質が複合した状態で発生することが多い。
  • 現在では、アンモニア、メチルメルカプタン、硫化水素,硫化メチル、二硫化メチル、トリメチルアミン、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ノルマルブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、ノルマルバレルアルデヒド、イソバレルアルデヒド、イソブタノール、酢酸エチル、メチルイソブチルケトン、トルエン、スチレン、キシレン、プロピオン酸、ノルマル酪酸、ノルマル吉草酸、イソ吉草酸の22物質が指定されている。
トリメチルアミン
  • (CH33N
  • 分子量59.11、沸点3℃、融点-124℃、比重0.662。
  • 腐った魚のようなにおいで、刺激性がある。
  • 検知閾値は0.00011ppmとされている。
  • 特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は0.005~0.07ppmである。
  • 主な発生源として魚腸骨処理場、水産加工物、畜産事業場などがある。
トルエン
  • C6H3CH3
  • 分子量92.14、沸点110.8℃、融点-95℃、比重0.8716。
  • 検知閾値は0.92ppm、特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は10~60ppm。
  • 代表的な有機溶剤で、主な発生源は塗装工場や印刷工程を有する事業場がある。
な行
においセンサー
  • 大気臭の臭気を検知して測定するためのガスセンサー。
  • 簡便かつ連続的に臭気を測定し、数値化できることからその必要性は高い。
  • これまでに液晶、有機化学物質、生体物質、脂質膜、半導体など様々なものを利用したセンサーが報告されている。このうち半導体センサーや脂質膜センサーなどが実用化され市販されている。
  • これらのセンサーは構成する臭気の成分比が一定の場合は良好な応答を示す。しかし、対象となる臭気によって感度が異なり、人の嗅覚と必ずしも一致しない。また、温湿度の影響などもあり、センサーの特性を十分理解して利用しなければならない。
におい刑事
  • 国家資格である臭気判定士を持ち、株式会社共生エアテクノという消臭専門会社を経営し、におい刑事(デカ)という商標登録済みのネーミングを持つ、松林宏治である。
  • その活躍は、本業のにおいビジネスだけにとどまらず、TV、ラジオ、新聞、雑誌、講師等、メディア出演など多数にわたる。
二酸化塩素
  • 塩素の酸化物で、化学式 ClO2で表される無機化合物である。
  • 常温、常圧では塩素やオゾンのような刺激臭のある橙色の空気より重い気体。
  • 殺菌作用があり、消臭・消毒などに使われる。
二硫化メチル
  • CH3SSCH3
  • 分子量94.2、沸点116~118℃、融点-98℃、比重1.057。
  • 腐ったキャベツのようなにおいをもつ。
  • 特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は0.009~0.1ppmである。
  • 主な発生源としてパルプ製造工場、化製場、し尿処理場等がある。
認知閾値
  • においを嗅いで,それが何か、またはそれがどんなにおいか表現できるそのにおいの最低濃度を認知閾値(耳鼻咽喉科では認知域値)という。
  • T&Tオルファクトメーターのテストではにおいの性質を表現しやすいように、におい言葉の例をいくつか準備して被験者に見せている。
ノルマルバレルアルデヒド
  • CH3(CH2)CHO
  • 分子量86.14、沸点102.5℃、融点-91.5℃、比重0.811。
  • 検知閾値は0.00071ppmとされている。
  • 特定悪臭物質の指定されており、敷地境界規制基準の範囲は0.009~0.05ppmである。
ノルマルブチルアルデヒド
  • CH3(CH2)2CHO
  • 分子量72.11、沸点75.7℃、融点-99℃、比重0.80。
  • 検知閾値は0.0003ppmとされている。
  • 特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は0.009~0.08ppmである。
は行
曝気(ばっき)
  • 水を空気にさらし、液体に空気を供給する行為。
  • 空気を送り込む場合は曝気ではなくエアレーションと呼ばれる。 主に水に対し酸素を供給する場合にこの語が用いられる。
  • 浄水処理の方法の一つ。酸素を供給することで水中の微生物有機物の分解を促進させる。
パラジウム
  • 原子番号46の元素。元素記号はPd。白金族元素の一つ。貴金属にも分類される。
  • 工業的には自動車の排気ガス浄化用の触媒(三元触媒)やエチレンからのアセトアルデヒドの合成(ワッカー酸化)に用いる触媒など、様々な反応の触媒として使われている。
  • 有機合成分野においては接触還元の触媒として、活性炭に担持させたものが常用される。
  • またホスフィン錯体は、クロスカップリング反応やヘック反応など炭素-炭素結合生成反応の触媒として重要である。
パラジクロロベンゼン
  • C6H4Cl2、分子量147、ベンゼンの二塩化物である。
  • 融点53℃、沸点174℃。
  • 常温で、昇華により強い臭気を発する白色の固体である。空気中では固体から気体へゆっくりと昇華する。
  • 臭いが強いが故に、空気中に極微量あるだけでも嗅ぎ分けることができる。
  • 主な用途は防虫剤およびトイレの消臭ブロックである。
ピネン
  • 透明な液体で、新鮮な松様香気を有する。
  • 市販のピネンはα-体とβ-体の混合体が多く、テレピン油を蒸留精製したものである。
  • 塗料、樹脂、接着剤の原料として大量に使用される他に、調合香料の素材として森林調およびハーバル調などに用いられる。
  • しかし、最も重要な用途は他の多くの合成香料の出発物質としてで、樟脳、テルピネオール、ゲラニオール、リナロール、シトラール、ヨノンなどができ、ピネンアロマテックスといわれている。
  • α-体;比重0.86、沸点156℃、引火点32℃
  • β-体;比重0.87、沸点166℃、引火点32℃
フェノール
  • 無色ないし、わずかに赤色の結晶または結晶性塊で、特異なにおいがある。s
  • 水、アルコール、エーテル等に可溶、比重1.073(20℃)、融点40.9℃、引火点79.4℃、消毒薬として用いられる他、医薬、農業、染料、合成樹脂、合成香料などの合成原料として多量に用いられている。
  • 人体への作用が激しいので、毒物および劇物取締法、薬事法、大気汚染防止法、労働安全衛生法などに規定がある。また、JIS、日本薬局方、化粧品原料基準にきていが定められている。
  • 現在市販されていないが、T&Tオルファクトメーターの精密検査用の基準臭の一つでもある。
フェノブカルブ
  • OCONH(CH3)C6H4CH(CH3)CH2CH3
  • 分子量207 沸点112
  • 厚生労働省の室内濃度指針値は33μg/m3
  • 無色結晶、水に難溶、有機溶媒に易溶。強酸性、アルカリ性で不安定。
  • カーバメイト系の殺虫剤で、水稲、野菜の害虫駆除や空中散布薬剤に用いる。
ベンチュリースクラバー
  • 洗浄集じん装置の一種で、ベンチュリ部に加圧水を供給して含じんガスを洗浄する。
  • 含じんガスがベンチュリー部を通過するときには、かなりの高速になっており、ここへ噴射された液体は微細化され、ばいじんはこの微小液滴と衝突して捕集される。
  • ばいじん捕捉後の液滴を気流中から分離するには簡単な慣性衝突式分離器、サイクロン等を用いる。
  • ベンチュリー・スクラバは洗浄集じん装置の中で最も高い集じん効率を示すが、圧力損失が300~800mmH2O(3~8kPa)と他の集じん装置に比べて大きいのと、排水処理が必要となるのが欠点である。
  • 使用水量は10μm以上の粗粒子では0.3?/m3、10μm以下の微粒子では1.5?/m3である。
ベンゼン
  • benzene, C6H6は最も単純な構造の芳香族炭化水素である。
  • 石油化学工業に代表される化学工業において基礎的な物質であり、構造および性質が類似する4物質、ベンゼン (Benzene)、トルエン (Toluene)、エチルベンゼン (Ethylbenzene)、キシレン (Xylene) の頭文字をとってBTEXと称されることがある。
  • 労働安全衛生法施行令により特定化学物質(特定第2類物質、特別管理物質)に指定されている。
ヘンリーの法則
  • 定温では、一定量の溶媒に溶ける気体の質量は圧力に比例、体積は圧力に関係なく一定。混合気体の成分はその分圧に比例して溶ける。
平衡・化学平衡
  • 可逆反応において、順方向の反応と逆方向との反応速度がつりあって反応物と生成物の組成比がマクロ的に変化しなくなる状態をいう。
  • 平衡状態における、反応物のモル濃度積を分母とし、生成物モル濃度積を分子とした平衡状態の構成比を平衡定数と呼ぶ。
ま行
マスキング
  • 嗅覚では、マスキングと呼ばれる現象があり、ある匂いが提示されている条件で、他のある種の匂いが加わると、元の匂いを感じなくなることがある。
  • 嗅細胞のレベルでは、ある種の匂い分子は他の匂いによって生ずる応答を瞬時に抑制してしまうものがある
ミストセパレーター
  • ガスの中に含まれる有効成分を分離/捕集することで、機械の内部をクリーンにし、故障を防いだり、排気ガスをクリーンにすることで環境汚染を防止する。
  • 自動車やバイクのサスペンション(エアサス)にも利用される。
  • ミストセパレーターは一般的にはメッシュ型か波板型かファイバーベット型かに分類される。
メタクリル酸メチル
  • 硫酸の存在下でアセトシアンヒドリンとメタノールとを反応させて,メタクリル酸メチルをつくり,これを重合させて得られる熱可塑性樹脂。
  • 成形品は比重1.19,屈折率1.49で,光線透過率が90~99%ときわめて高いため,俗に有機ガラスと呼ばれる。
木酢液
  • 炭を作るときに出る煙を冷却し静置すると、三層に分離し、上層に精油と黒色油状物質、下層にタール分が分かれ、中間層の黄赤褐色の透明液体をいう。
  • 木酢液には有機酸、フェノール類、カルボニル化合物、アルコール類、アミン類推定200種類の成分が含まれる。
  • 木酢液の作用は助酵素的あるいは触媒的といわれ、土壌病害の減少、農薬・肥料の効果を高める。
  • 植物の生育促進、堆肥化の促進、糞尿の消臭など多くの有効性をもつといわれる。
や行
溶媒抽出法
  • 固-液、液-液抽出により、分析対象物質を分離濃縮する方法である。
  • 特定悪臭物質のアルデヒド類の分析では、試料捕集管からアルデヒド-2,4-DNPHをアセトニトリルで抽出した後、酢酸エチルに転溶して分析する。
ら行
硫化水素
  • 2S分子量34.08、沸点-60.3℃、融点-85.5℃、腐った卵のようなにおいをもつ。
  • 検知閾値は0.006ppmとされている。
  • 特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は0.02~0.2ppmである。
  • 発生源としてはし尿処理場、下水処理場、畜舎、化製場、クラフトパルプ工場などをはじめとして多岐にわたる。
硫化メチル
  • CH3SCH3
  • 分子量62.14、沸点37.5℃、融点-83.2℃、比重1.057。
  • 腐ったキャベツのようなにおいで、薄い場合は磯の香りを連想させる。
  • 検知閾値は0.00012ppmとされている。
  • 特定悪臭物質に指定されており、敷地境界規制基準の範囲は0.010~0.2ppmである。
  • 主な発生源としてパルプ製造工場、化製場、し尿処理場等がある。
6段階臭気強度表示法
  • 臭気強度表示法の一つである。日本ではもっとも広く使われており、具体的には以下の表現が用いられる。
    0:無臭
    1:やっと感知できるにおい(検知閾値)
    2:何のにおいであるかわかる弱いにおい(認知閾値)
    3:楽に感知できるにお
    4:強いにおい
    5:強烈なにおい
  • 悪臭防止法における22物質の基準値を設定する際の評価尺度として採用されている。
  • 具体的には臭気強度2.5と3.5に対応する各物質の濃度の範囲内で基準値が決められている。
  • 6段階臭気強度表示法は、悪臭防止法の「敷地境界線における規制基準」の設定において、悪臭の強さと悪臭原因物の濃度(または臭気指数)の関係を示す尺度として用いられている。規制基準は6段階臭気強度表示法の臭気強度2.5を下限、臭気強度3.5を上限とし、特定悪臭物質および臭気指数のそれぞれ対応する濃度あるいは臭気指数の範囲が定められている。
わ行
ワニス
  • ニスとも言われる。
  • 塗料の一種。油ワニス、揮発性ワニスなどの総称。
  • 油ワニスは、樹脂を乾性油と加熱溶融しドライヤー(乾燥剤)を加えてテレビン油,ミネラルスピリットなどの溶剤に溶かしたもの。
  • ワニスで被覆された表面は光沢を持つことが多い。薄く塗布すると透明になる塗料やそもそも透明性の高い塗料もあるが、顔料を含む塗料とは対照的に、透明性が高い。
  • 塗布したあと溶剤を蒸発させるか、化学反応等によってワニスは硬化する。油を使ったワニスが乾く速さは油の種類や量などに依存する、また、化学反応を伴う場合は一液性熱・光硬化樹脂を用いる事がある。
A~Z行
BOD
  • 生物化学的酸素要求量
  • BODとはBiochemical Oxygen Demandの略称で,河川水や工場排水中の汚染物質(有機物)が微生物によって無機化あるいはガス化されるときに必要とされる酸素量のことで,単位は一般的にmg/Lで表わします。
  • この数値が大きくなれば,水質が汚濁していることを意味します。
  • 河川の環境基準...AA域1mg/L以下,A域2mg/L以下,B域3mg/L以下,C域5mg/L以下。
COD
  • 化学的酸素要求量
  • CODとはChemical Oxygen Demand(化学的酸素要求量)の略であり,海水や河川の有機汚濁物質等による汚れの度合いを示す数値で,水中の有機物等汚染源となる物質を通常,過マンガン酸カリウム等の酸化剤で酸化するときに消費される酸素量をmg/Lで表したものです。
  • 数値が高いほど水中の汚染物質の量も多いということを示します。
DNPH法
  • 特定悪臭物質の低級脂肪族アルデヒドの試料採取分析方法である。カルボニル化合物(アルデヒド、ケトン類)を酸性化で2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH)と反応させて誘導体化してサンプリングする。
  • 採取試料は、溶媒抽出の後、ガスクロマトグラフで分析する。C2以上の誘導体(低級脂肪族アルデヒド-DNPHz)はanti形とsyn形の立体異性体があり、クロマトグラフ上のピークが分離することがある。
MV値
  • MV : 操作量(出力) Manipulative Variable
NOx
  • 窒素酸化物(ちっそさんかぶつ、nitrogen oxide) は窒素の酸化物の総称。
  • 一酸化窒素 (NO)、二酸化窒素 (NO2)、亜酸化窒素(一酸化二窒素)(N2O)、三酸化二窒素(N2O3)、四酸化二窒素 (N2O4)、五酸化二窒素 (N2O5) など。化学式の NOx から「ノックス」ともいう。
OER
  • 臭気排出強度。
  • 煙突や排出口等から排出される臭気の臭気濃度に排ガス量(m3N/分)を乗じて求められる。
  • すなわちOERは、清浄空気ににおいを付け得る臭気の排出量を m3N/分の単位で表したものであり、個々の臭気発生源の汚染強度を示す指標となる。
  • 例えば、OERが5.0×106m3N/分である発生量の汚染強度は、東京の霞ヶ関ビルの容積を約5.0×105m3と見積もると、霞ヶ関ビル10杯分の清浄空気にかすかに臭いを付けるだけの排出量を毎分当たり有していることを意味している。
  • OERの値をもとに、各排出源の臭気汚染に対する影響力の相対的な比較や影響範囲の予測などが概括的ではあるが可能となる。
  • また、OERは大気拡散式に基づく予測手法にも用いられており、臭気対策を行う際に必要な概念と言える。
pH
  • 酸性やアルカリ性をはかる「物差し」のようなもので、以前は、ペーハーと言っていたが、最近は、ピーエッチと言うことが多い。
  • pHは、水素指数の略号。pHの値には0~14までの目盛りがあり、7を中性もしくは化学的中性点とも言う。
  • 7より小さくなるほど酸性が強く、7より大きくなるほどアルカリ性が強くなります。
  • 水にはその性質により酸性・中性・アルカリ性の3つあります。
PV値
  • PV : 測定値 Process Variable
SOx
  • 硫黄酸化物(いおうさんかぶつ、sulfur oxide)は、硫黄の酸化物の総称。
  • 一酸化硫黄 (SO)、二酸化硫黄(亜硫酸ガス)(SO2)、三酸化硫黄 (SO3) などが含まれる。
  • 化学式から SOx (ソックス)と略称される。
  • 石油や石炭など硫黄分が含まれる化石燃料を燃焼させることにより発生する。大気汚染や酸性雨などの原因の一つとなる有毒物質。また、自然界においても火山ガスなどに含まれている。
  • 硫黄酸化物は水と反応することで、硫酸や亜硫酸を生じる。
SV値
  • SV : 設定値(目標値)Set Variable
TOER
  • 一つの事務所内の数カ所の臭気排出源のように、あるまとまりをもったいくつかの臭気排出源のOER(臭気濃度×排ガス量m3N/分)の総和であり、臭気排出源全体の汚染強度を表す概括的な指標となる。
  • TOERの値をもとに、事業所単位の臭気影響範囲の予測、事業所間あるいは業種間の臭気汚染に対する影響力の相対的な比較などが概括的ではあるが可能とある。
お電話の前に必ずこちらをクリックして下さい
メールフォームでのお問い合わせはこちら
E-MAILでのお問い合わせはこちら

※北海道から沖縄まで全国対応いたします。
※海外でも実績がございます。お問合せください。

このページのTOPへ