2025.04.14
もう悩まない!ペットのニオイを解決する最強の消臭方法を解説
ペットと暮らしていると、どうしてもニオイの問題に頭を悩ませることになります。
「トイレやケージ周辺がどうしても臭う」「来客時に指摘されてしまった」「消臭剤が効かない」など、人によってさまざまな悩みを持っているのではないでしょうか。
ペットのニオイ対策を完璧におこなうにはニオイの原因・空間別に対処する必要がありますが、これを独学でおこなうのは至難の業です。
そこで本記事ではペットのニオイに効果がある消臭方法について、基礎的な消臭グッズの仕組みやメリット・デメリット、おすすめの消臭グッズにいたるまで徹底的に解説します。
本記事で最強の消臭方法をマスターし、自分もペットも快適に暮らせる空間づくりをしていきましょう。
■ 目次
ペット臭の原因・正体はいったいなに?

ペットのニオイ対策を始めるには、まずペット臭の原因が何なのかを理解することが大切です。
本項目では、ペット臭の中でも代表的とされる3つのニオイについて解説します。
ニオイの原因1:体臭・口臭
犬や猫などのペットも、当然人間と同じように皮脂や汗腺からニオイを発しています。
なので人間と同じように毎日の洗体や使用したタオルケットなどの洗濯をおこなわなければ、どうしても体臭が空間内に漂ってしまいます。
また、体臭以外にも口内環境が悪化すると口臭が強くなることがあります。
特に加齢や病気によって代謝が変化すると臭気が強まることもあるので注意が必要です。
ニオイの原因2:トイレまわりの臭い
ペットのトイレは、強いアンモニア臭や尿石臭の温床になりがちです。
特に猫の場合はトイレの砂にニオイが染み込んでいることも多く、表面的に掃除をしても根本の解決にはならないことがほとんどです。
アンモニア臭に不快感を感じる人は多いため、特にトイレ周りの消臭・除菌は必須になってくるでしょう。
ニオイの原因3:生活臭(毛・皮脂・エサの残り香など)
先ほどの体臭に近いのですが、ソファやカーペット、ベッドなどに染みついたペットの生活臭は毎日の積み重ねで徐々に強くなっていきます。
特に湿った毛などに雑菌が繁殖すると独特の悪臭を放つようになるので、こちらも原因を取り除く・経年で溜まったニオイを根本から除去するなどの対応が必須になってきます。
ニオイ対策に使える消臭方法を一挙紹介

前の項目では、まずペットのニオイの原因を分析して解説しました。
続いては、ペットのニオイ対策に使用することになる消臭ツールについて詳しく解説します。
活性炭など聞き馴染みのあるものから、オゾン発生器のような専門的な機器まで紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1:活性炭|置き型・吊り下げ型で対策
まずは多くの方になじみがある活性炭から解説します。
活性炭は表面に無数の小さな穴(細孔)を持っており、そこで空気中のニオイ成分を吸着して取り除くという方法で消臭をおこなう素材です。
「置くだけ」「吊り下げるだけ」でニオイ対策が出来る点や、100円均一などでも簡単に手に入れられる手軽さがウリですが、その分効果が限定的であることがネックであると言われています。
【活性炭のメリット】
・無臭でペットや人にやさしい
・広範囲の生活臭に対応
・再利用できる商品もあり経済的
【活性炭のデメリット】
・吸着力には限界があるため、定期的な交換が必要
・湿度が高い環境では性能が低下する可能性が高い
2:消臭スプレー・芳香剤|応急処置には便利
活性炭と同じく手に入れやすく、気軽に使用できるのが消臭スプレー・芳香剤です。
これらは活性炭とは違い香りがついているものが多いので、どちらかと言えば消臭よりも臭いのコーティング、上書きと言った方が近いかもしれません。
なのでもともと清潔な場所で使用するのであれば高い効果を発揮すると言えますが、直接「消臭」できるわけではないので、ニオイの原因が残っている状態では単なるごまかしにしかなりません。
なので、まずは他の清掃や他の強力な消臭ツールでの対応をおこなったあとで、最後の仕上げに使用するのが消臭スプレーや芳香剤の正しい使い方だと言えます。
【消臭スプレー・芳香剤のメリット】
・安価ですぐ使える
・ニオイをごまかすには最適
・好みの香りを選べる
【消臭スプレー・芳香剤のデメリット】
・ニオイの原因を除去できない
・香りが混ざって不快に感じることもある
3:イオン脱臭機|安全な消臭と除菌
ここまでは簡単に購入できる置くだけ・吹き付けるだけの消臭ツールを紹介してきましたが、次に紹介するのはイオンを使用して消臭をおこなうイオン脱臭機です。
イオン脱臭機から発生するイオン(マイナスイオン・プラズマクラスターなど)は空中に放出され、臭気や浮遊菌と結合して酸化反応を起こし、ニオイを抑えます。
このイオンは人体への影響がないため、オフィスや家などの人がいる空間でも安心して使用できるのが大きな利点です。
ただ、この後に紹介するオゾン発生器よりは消臭・除菌の効果は薄いため、効果を実感するためには長い時間がかかるというデメリットもあります。
それこそ、ペットを飼っていて一緒にお出かけすることが難しいなど、常に空間内に人かペットが居続ける家庭であれば、イオン脱臭機での消臭がおすすめです。
【イオン脱臭機のメリット】
・有人の環境でも使える
・ニオイだけでなくウイルス除去にも対応
・ランニングコストも低い
【イオン脱臭機のデメリット】
・除菌や消臭効果が出るまでに時間がかかる
・広範囲に使うには複数台が必要な場合もある
※昨今は空気清浄機にもマイナスイオン・プラズマクラスターを発生させるものが増えているため、空気清浄機の活用もおすすめです。
4:オゾン発生器|強い酸化力で消臭・除菌
おそらく最も耳馴染みがないものかもしれませんが、ここからは強い消臭・除菌効果を持つオゾン発生器について解説します。
オゾン(O₃)は酸素原子を含む気体で強い酸化力を持っており、ニオイの原因物質を化学的に分解して消臭・除菌できるという特徴を持っています。
このオゾンを人工的に発生させ、空間内の消臭・除菌をおこなうのがオゾン発生器です。
壁紙などに染みついた根が深いニオイにも効果があり、消臭効果はこれまで紹介したツールの中で最大なのですが、安全に使用するにはルールを必ず守る必要があるので、使用のハードルが少し高いことが寝t苦であると言われています。
【オゾン発生器のメリット】
・壁や天井に染みついたニオイにも効果的
・ウイルス・カビ・細菌の除去もできる
・短時間で空間全体のリセットが可能
【オゾン発生器のデメリット】
・高濃度では人体やペットに悪影響があるため、無人環境で使用が基本
・使用後は必ず換気が必要
※オゾン発生器の安全な使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。
オゾン発生器のメリット・デメリットとは?使用上の注意点についても徹底的に解説
迷ったらコレ!|用途別のおすすめ消臭法を紹介

ここまでは、ペット臭の解説と消臭ツールの種類を紹介してきました。
あとは「どのニオイにはどの消臭ツールを使えば良いか」「場所ごとに最適な消臭ツールは何か」を紹介すれば現実的な消臭のイメージが湧いてくるはずなので、ここからは用途別におすすめの消臭法を紹介していきます。
部屋全体の消臭には空気清浄機タイプ(活性炭フィルター or イオン)
ペットのニオイが部屋中に広がってしまっている場合は、空気の流れをしっかり取り込んでくれる空気清浄機タイプでの消臭がおすすめです。
特にフィルターに活性炭フィルターを使用+イオン発生機能もある空気清浄機であれば、イオンの酸化によりニオイの根源にもアプローチをおこないながら、活性炭でニオイ成分の吸着もおこなえるというダブルの効果で消臭することができます。
この組合せなら安全に空気中のアンモニア臭・抜け毛からのニオイ・トイレの残り香などもまとめて吸着・分解できるので、かなり現実的かつ消臭効果の高い方法だと言えるでしょう。
【こんな方におすすめ】
・室内飼いでペットのケージがリビングにある
・換気がしにくい間取り
・香りが苦手で無香タイプでの消臭方法を探している
※より広範囲での脱臭をおこないたい場合は、空気清浄機タイプではなくイオン脱臭機タイプがおすすめです。
トイレ・ケージ周りには置き型タイプの活性炭
トイレやケージまわりでピンポイントにニオイ対策をしたい場合は、吸着効果の高い活性炭の置き型タイプの使用をおすすめします。
ペットがいる空間でも安全に使え、ニオイそのものを消しているわけではないのでマーキングの習性のあるペットにもストレスを与えることなくニオイ対策がおこなえます。
最近は見た目にもおしゃれなボトルタイプや、インテリアになじむデザインの商品も増えているので、ぜひ部屋の雰囲気に合った商品を探してみてください。
【おすすめの使い方】
・トイレのすぐ横に設置(風通しの良い位置がベスト)
・小型の吊り下げ型をケージの外側に装着
車や狭い空間・高い消臭効果を得たい場所にはオゾン発生器
車の中のペット臭(シートに沁み込んでとれなくなった臭い)や壁紙・カーテン・ソファなどについてしまった強い悪臭には、小型のオゾン発生器が効果的です。
オゾンは高濃度な空間だと人体に悪影響を与えてしまうため、使用中は無人(ペットも立ち入り禁止)である必要がある+使用後は必ず一定時間の換気をおこなうという手間がかかります。
ただ、その分消臭・除菌効果はかなり高く、1度の使用だけでも十分な効果を感じることができます。
最近はタイマー式の小型オゾン発生器など家庭内でも安全に使いやすいオゾン発生器が登場しているので、ペットも連れての外出時に家の中で使用したり、帰宅後に車の中で使用するなどの活用方法でニオイを根本から撃退しましょう。
【ポイント】
・無人になるタイミングでオゾン発生器をセットして使用する
・使用後は窓を開けて換気を忘れない
より具体的な最強の消臭グッズ3選

前項では活性炭やオゾン発生器など、大まかなジャンルに分けて「どのように使用すれば良いか」を解説しました。
しかし、実際にはひと口に活性炭と言っても種類が豊富にありすぎて「結局何を買えばいいかわからない」と悩んでしまう方もいることでしょう。
そこで本項目では、もう少し具体的に「こういった形の活性炭グッズを選べばいい」「家庭用におすすめなオゾン発生器はこれ!」という紹介をおこなっていきます。
おすすめグッズ1:貼るタイプの消臭剤(活性炭)
トイレ周りのニオイ対策には、ペットショップで販売している「貼るタイプの消臭剤(無効タイプ)」がおすすめです。
このタイプであればトイレの天井にそのまま貼れるため、トイレから立ち上ったニオイがそのまま活性炭に吸着されるので、ニオイが周りにそのまま広がってしまうことがありません。
活性炭は自然由来のものなのでペットへの健康被害もなく、安心して使えることもおすすめする理由の1つです。
手軽にトイレのニオイ対策をおこないたいのであれば、貼るタイプの消臭剤を検討してみてください。
特徴 | 自然由来の活性炭を使用しているため、安心して使える |
おすすめポイント | 無香。1~2カ月は効果を発揮するのでコスパも良い |
設置場所 | トイレの天井など |
おすすめグッズ2:シルフィードmini+【イオン脱臭機】
シルフィードmini+は、発生させたイオンをファンで広範囲に広げて消臭をおこなうイオン脱臭機です。
小型ながら約110㎥までの消臭に対応しているので、風通しの良い箇所に設置すれば1台だけでマンションの1部屋であれば十分に消臭が可能だとされています。
メンテナンスのタイミングがランプで表示され管理もしやすいので、初めてイオン脱臭機を使うという方にはこちらのシルフィードmini+がおすすめです。
特徴 | 高いイオンの拡散力で部屋中を消臭 |
おすすめポイント | 無香。人がいる空間でも使用できる |
設置場所 | 風通しの良い場所 部屋全体に風が行きわたる箇所 |
詳細 | サイトはこちら |
おすすめグッズ3:ゲルリッツゼロ(G-Zero)【オゾン発生器】
ゲルリッツゼロは、片手で持ち運べる大きさでありながら約120㎡にまで対応した高機能なオゾン発生器です。
オゾン発生器の注意点(高濃度では危険など)に関しては前項や関連記事で解説しましたが、ゲルリッツプロはタイマーによる運転調整機能やオゾン回収機能、発生するオゾンの量を調整する機能まで完備しているので、家庭でも安心して使用することができます。
再三記載していますが、オゾン発生器は無人(ペット含む)のときに使用することが基本なので、必ずペット込みで外出をする際などに使用することは徹底してください。
それさえ守れば、ゲルリッツプロは高い消臭・除菌の効果をあなたにもたらしてくれるでしょう。
特徴 | 持ち運びができ、消臭範囲が広い |
おすすめポイント | オゾン回収機能やタイマー機能など、安全性の確保もできている |
設置場所 | 人・ペットがいない時間帯の部屋(風通しの良い場所) |
詳細 | サイトはこちら |
「ペット 消臭」に関するよくある質問(FAQ)

本項目では「ペット 消臭」に関してのよくある質問に答えていきます。
ここまでに解説した内容と被っている内容でも、質問の数が多かったものには再度答えていくので、本記事のまとめとして読んでみてください。
Q1.ペットのニオイには芳香剤と活性炭のどちらがおすすめ?
結論から言うと、どちらの方がおすすめかではなく「状況によって使い分けることがおすすめ」という答え方になります。
活性炭はニオイの元となる成分を吸着して取り除くため、長期で見たときの消臭には活性炭が優れています。
反対に芳香剤は即効性があるため急な来客の際のニオイ対策には効果的ですが、ニオイの再発や悪臭とニオイが混ざってしまうなどの危険性があります。
よって、日常的な消臭には活性炭、緊急でニオイ対策をしなければならない場合は芳香剤など、用途によっての使い分けや併用がおすすめです。
Q2.ペットがいる空間でオゾン発生器は使えるの?
使えません。
オゾン濃度が高い空間に人やペットが入ると身体に悪影響を及ぼすため、オゾン発生器の使用時には必ずペットも込みで外出をするようにしましょう。
そして、帰宅後はすぐに換気をおこなうことも徹底してください。
Q3.複数の消臭方法を併用しても大丈夫?
今回紹介した消臭方法であれば、併用して使用しても問題ありません。
むしろ高い消臭効果を得るためには、ニオイの原因によって複数の消臭方法を組み合わせることが推奨されています。
費用のことなども考えると「活性炭+オゾン発生器」や「活性炭+イオン脱臭機(空気清浄機)」が現実的かと思いますので、これらの組み合わせを検討してみてください。
※薬品を使用した消臭方法はこのとおりではないため、併用する際は必ず取扱説明書で安全性の確認をおこなってください。
Q4.活性炭は再利用できる?
多くの活性炭は、天日干しや軽く加熱することで吸着力を復活させることができます。
活性炭はだいたい1〜3ヶ月に一度の交換が目安なので、効果が薄れてきたと思ったら説明書に書いてある再利用方法を参考にして、天日干しなら2~3時間程度、加熱の場合は焦げないように軽く過熱をおこないましょう。
※加熱はあまり推奨されている方法ではないため、ネットの知識ではなく必ず説明書きを読むようにしましょう。
Q5.無香タイプの消臭剤って本当にニオイが取れるの?
無香タイプの消臭剤は、香りがないので本当に消臭できているのか不安になる方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、無香タイプは香りでごまかすのではなくニオイの原因をそのまま取り除く(活性炭であればニオイの元を吸着する)ので、効果はあります。
ただ、無香タイプの消臭剤は効果を発揮するニオイとそうでないニオイがあるので、使用時には必ず「何のニオイに効果があるか」を確認して購入するようにしましょう。
Q6.ペットが嫌がらない消臭方法はある?
ペットが嫌がらない消臭方法としては、天然成分を使っている活性炭や無香タイプの製品が最適です。
化学薬品や人工的な香料が含まれていない製品はペットの健康にとってもよいので、ぜひ無香タイプのものを選ぶようにしてください。
まとめ|最強の消臭方法で人もペットも快適な空間づくりを

ペットを飼うと、どうしてもニオイの問題は避けられません。
また、消臭に使える製品は山のようにあるので、結局どれが効果的なのかも判断がしづらくなっているのが現状です。
本記事ではペット臭の原因と、それに対応した消臭ツールである「活性炭」「イオン脱臭機」「オゾン発生器」の詳細について紹介したので、ぜひこの記事で得た知識を元にして、人もペットも快適に過ごせる空間づくりに取り組んでみてください。
もしこの記事を読んでも「何を選べばいいかわからない」という方は、ぜひ消臭のプロである我々【共生エアテクノ】までお問い合わせください。環境に合わせた最適な消臭機器を提案させていただきます。
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